アリストテレスも説いた、習慣の重要性

Aristotle

誰もがその名を聞いたことがあるであろう古代ギリシャの哲学者、アリストテレス。彼も、習慣化の重要性を指摘した人として有名です。

We are what we repeatedly do. Excellence, then, is not an act, but a habit.

人は繰り返し行うことの集大成である.だから優秀さとは、ただ一度の行為でなく、習慣なのだ.

Excellence is an art won by training and habituation. We do not act rightly because we have virtue or excellence, but we rather have those because we have acted rightly.

優秀さは訓練と習慣の賜物である.私たちは美徳と優秀さを持っているから正しく行動するのではない.むしろ正しく行動するから美徳と優秀さを持つ事ができるのである.

ただし、よくよく調べてみると、ウェブ上でもよく見かける上の引用は、実はアリストテレスの著作から直接の引用ではなく、Will Durant著、The Story of Philosophy: The Lives and Opinions of the Greater Philosophers からの引用のようです。もともと、アリストテレスが習慣について詳しく論じているのは、「ニコマコス倫理学」においてであり、Will Durantがその主張を解釈し、まとめたもの。

アリストテレスは古代ギリシャの哲学者で取っつきにくそうですが、「ニコマコス倫理学」はとても親しみやすい内容です。解説書ではなく、本人の書いた著作をじっくり読むことでこそ、その思考の深み、神髄に触れることができますので、ぜひ一読をお勧めします。ソクラテスの言う

ただ生きるな、善く生きよ

に通ずるものがあり、てとも含蓄に富んでいます。善い行動習慣化して、幸福な生涯を送ろうという気になります。

一羽のツバメが、また或る一朝夕が春をもちきたすのではなく、
それと同じように、至福な人・幸福なひとをつくるものは
一朝夕や短時日ではないのである。

アリストテレス 「ニコマコス倫理学」第1巻7章

オリンピアにおいて勝利の冠を戴くのは最も体格の見事なひとびととか最も力の強いひとびとではなくして、そこで実際に競技を行うひとびとであると同じように、
人生におけるうるわしき善の達成者となるのはその能力をただしい仕方で働かせるところのひとびとなのである。

アリストテレス 「ニコマコス倫理学」第1巻8章

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